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ニーネン=シャプチの暦

SPARR SHA-NI^NEN-SHAPCH

ガールン暦とは

 ニーネン=シャプチで主に用いられている暦はガールン暦という暦です。ガールン暦はニーネン=シャプチの母星チャグマ=ダプラの自転と公転に合わせて作られた太陽暦であり、ニーネン=シャプチの前身であるダン=ラ=ハン帝国の時代に誕生しました。

 ガールン暦という名称はダン=ラ=ハン語で「帝国」を意味する“ga^lunlaft”にちなんで名付けられているとおり、日本語では「帝国暦」という別名でも呼ばれます。

 右図のように、ガールン暦はグレゴリオ暦とは時間の区切り方とは異なり、下のような区切り方をします。

 ・100クナヒュ(秒) = 1リュール(分)

 ・20リュール(分) = 1プラヒュ(時間)

 ・4プラヒュ(時間)= 1ドゥワイ(途)

 ・5ドゥワイ(途)= 1マフトラーグ(日)

 ・5マフトラーグ(日) = 1パロー(週)

 ・5パロー(週) = 1シャゴン(月)

 ・3シャゴン(月) = 1パジ(節)

 ・4パジ(節) = 1年(ポーグ)

 また、ニーネン=シャプチには曜日の概念がなく、午前午後の区別がありません。

その代わり、チャグマ=ダプラに住む人は一週間の何日目であるか、一日の何途であるかを知ることで時間や日付を把握します。

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ガールン暦とグレゴリオ暦(西暦)との対照表

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ガールン暦のカレンダー

国内の色々な暦

 ニーネン=シャプチではガールン暦以外にも暦を使っています。その最大の理由はニーネン=シャプチが領有している居住星が一つでなく、そしてもちろん、それらの星々の自転速度と公転速度が異なっているからです。そのため、居住星ごとに異なった暦が使われています。

 ではなぜ、ガールン暦が「主に使われている暦」と言われるのでしょうか。それは、ニーネン=シャプチ政府が公式に定めた政治暦であるからなのです。政治暦は軍事や外交、そして内政などに用いられる公的な暦であり、チャグマ=ダプラ以外で用いられる暦は生活暦と呼ばれ、主に日常生活などに用いられます。これは、現代でいう現地時間に似ていると考えることもできます。

 また、ニーネン=シャプチでは国際社会であるところの大宇宙連合会議で使われる基準の暦を外交暦と呼びます。外交暦にはシンテーア暦が用いられます。

 この他にも、ニーネン=シャプチの歴史書に書かれる暦として、当時つかっていた暦を使うことがあります。これを歴史暦といい、当時のチャグマ=ダプラの中でどの時代であるかを大まかに知る指標になります。歴史暦には古代~二大王朝時代に使われていた開闢暦(かいびゃくれき)、タルニ帝国時代~再来者時代に使われていた邂逅暦(かいこうれき)、スューグ王国時代~四世界時代に使われていた使徒聖女暦などがあります。

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